ジャズを聴き始めたい方に最初の1曲をご紹介する入門ジャズナビゲーター。今回もアラフィフ世代にお勧めのオシャレで落ち着きがある名曲名演をお届けします。
前回に続いてアンバートンの曲をご紹介いたします。
今日の1曲はアンバートンのファーストアルバム「BLUE BURTON」の最後に入っている「SUNNY」です。
アンバートンはオランダ出身のジャズシンガーです。このファーストアルバムは彼女が34歳の時の演奏です。すでにボーカリストとして完成していたことがこのアルバムを聴くとわかります。
「SUNNY」は愛される女性の心境を歌った曲
とても寂しかった日々を経て、その愛に感謝している曲です。寂しさ、悲しさを経験せずには得られなかったうれしさへの感謝の気持ちなのではないでしょうか。
全体としてはけだるい雰囲気を残しながらも、軽快な空気がアルバム全体に流れています。リラックスした気持ちで聴けるのではないでしょうか。
朝のさわやかな日差しを感じながら、
幸せに暮らす現実が夢ではないことを実感する。
そんな1曲です。
「Sunny one so true I love you」
という最後のフレーズがこの曲のすべてを表現しています。こんな気持ちを感じてみませんか?
この曲も女性ジャズボーカルのスタンダードナンバーとして多くのアーティストが唄っています。雰囲気や個性の違いが感じられやすいので聴き比べもお勧めです。
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「SUNNY」ANN BURTON
(サニー)アン・バートン
録音:1967年
収録アルバム:「BLUE BURTON」(epic)
●オススメ時間 午前
朝聴いて元気になります
●オシャレ度 ★★★★
50年以上前の曲なのに新鮮です
●音質 ★★★★
●メジャー度 ★★★
●スタンダー度 ★★★
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