ジャズを聴き始めたい方に最初の1曲をご紹介する入門ジャズナビゲーター。今回もアラフィフ世代にお勧めのオシャレで落ち着きがある名曲名演をお届けします。
今回は、美しく心に響くロマンティックな演奏でお馴染みのKAREL BOEHLEEトリオの名演、
LAST TANGO IN PARIS をご紹介します。
この曲は、良くも悪くも有名な1972年のイタリア映画『ラストタンゴ・イン・パリ』の主題歌
衝撃的な内容で賛否両論ある映画ですが、音楽はとても美しく感覚的です。淡々とした美しい旋律のなかに様々なドラマや人間感情を象徴するかのように動く生き物のような曲です。
ベテランジャズピアニストであるカレル・ボエリーが原曲の美しさを引き立たせるアレンジを加えています。どこまでも深く内面的なジャズの名曲に仕上がっています。既にジャズのスタンダードとして多くのプレーヤーが名演を残すこのラスト・タンゴ・イン・パリですが、今でもこのカレル・ボエリー・トリオが最高ではないでしょうか。
映画を見たことがある方もない方も、先入観抜きに聴いていただきたい1曲です。
夜を通り過ぎた朝の疲労感と併せて聴きたい1曲です。
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「LAST TANGO IN PARIS」(KAREL BOEHLEE TRIO)
(ラスト タンゴ イン パリ)カレル ボエリー トリオ
録音:2006年9月21日
収録アルバム:「LAST TANGO IN PARIS」(M&I JAZZ)
●オススメ度:夜を走り抜けた朝に
●オシャレ度:★★★★★
●音質:★★★★★ とてもきれいな音です
●メジャー度:★★★ 知る人ぞ知る名曲です
●スタンダー度:★★★★ 貴重です
まずは試聴で痺れてください。3.ADAGIOもお聴きのがしなく!
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