宅建士(宅地建物取引士)について詳しく知りたい
この記事ではそんな要望にお応えします。
❶ 宅地建物取引士試験の概要
❷ 宅建士を活かせる職業
❸ 口コミと評判
❶ 宅建士(宅地建物取引士)試験の概要
◉ 宅地建物取引士とは
宅建や宅建士とは「宅地建物取引士」の略称で、国家資格にあたります。そして、この宅建士になるための資格試験を「宅建試験」といいます。
宅建とは、不動産取引の専門家の資格です。
宅建士とは、「宅地建物取引業者」で働く人。宅地建物取引業者とはいわゆる不動産会社のことで、土地や建物の売買、賃貸物件のあっせんなどを行っています。不動産取引はとても高額です。顧客の多くは不動産に関する専門知識や売買経験がほとんどないため、不当な契約を結んでしまうと思わぬ損害を被ることがあります。そのようなことがないよう、顧客が知っておくべき事項(重要事項)を説明するのが宅建士の仕事。そして、重要事項の説明を購入者にできるのは宅建士だけです。宅建とは、不動産取引の専門家を示す資格、といえるでしょう。
出典元:
ユーキャン 宅建士情報◉ 資格試験の概要
試験実施日
受験日:毎年1回、10月の第3日曜日
申し込み受付:7月中旬頃まで
全国の各会場で一斉に行われます
◉ 試験科目
宅建の試験形式は、4肢択一式のマークシート式です。計50問で1問1点となり、記述式の問題はありません。出題科目は大きく4科目に分かれ、「宅建業法」「権利関係(民法など)」「法令上の制限」「税・その他」となっています。権利関係などは過去の判例などからも出題されます。
宅建業法
宅建業法とは、「宅地建物取引業法」のことで、不動産取引の際に弱者となる買主・借主を保護する目的で定められた特別法です。重要事項の説明、免許の効力、クーリングオフについてなど、基礎的な問題がメインとなります。
宅建業法は50問中20問と多くの割合を占めており、得点もとりやすい科目です。テキストや過去問から傾向を把握し、暗記できるようじっくりと取り組みましょう。逆に言えば、ここでミスをしては合格は難しいとも言われる分野ですので心して取り組む必要があります。
権利関係(民法)
不動産に関わる取引では民法が適用されるため、宅建士には必須の科目です。民法の基礎だけではなく、借地借家法、不動産登記法、区分所有法なども範囲となります。
権利関係のなかでは、民法が一番学習しづらい分野です。民法は1000条を超える条文があり、全てを暗記するわけにはいきません。また、最新の判例知識までを出題範囲としているため幅が広いのが特徴です。
権利関係は、全50問中14問を占めており、宅建業法に次いで問題数が多い科目です。しっかりと時間を取り、学習しましょう。学習のコツは、当事者になったつもりで問題を読む、過去問をしっかり繰り返す、基本事項を理解しておくことです。
法令上の制限
土地を購入したとしても、どこでも自由に建物を建てられるわけではありません。高さや場所など、土地ごとに法令で決められた制限は数多くあります。こうした制限は土地の価格に大きく関わり、宅建士の専門知識として重要な科目です。
法令上の制限は全50問中8問と、全体の割合も少ない科目です。用語や文章を暗記するだけではなく、過去問を繰り返し解きながら重要なポイントの理解を深めることが大事です。
税・その他
税金に関する問題では、固定資産税や登録免許税など、不動産関係の税が出題範囲となります。税金は複雑であり、苦手意識をもつ人も多い科目です。しかし、宅建試験で出題されるのは、不動産に関する税金のみなので、覚えるのに時間はかかりません。基本的な知識を覚えてしまえば大丈夫。
◉ 合格最低点と合格率の推移
宅建の試験はマークシート50問
宅建試験の問題はマークシート50問で50点満点です。注意すべき点は、試験問題の難易度によって合格レベルの差が出ないように、合格率が概ね15%あたりで合格ラインが毎年変動します。これは受験者の中での競争を意味しますので、みんなが解ける簡単な問題はおさえておく必要があることを意味します。
合格率と合格点の推移
では実際の合格率と合格ラインの推移を見てみましょう。上位15%に入るには概ね35点=70%以上の得点が目安となることがわかります。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格点 |
---|---|---|---|---|
令和2年度(12月) | 35,261人 | 4,610人 | 13.1% | 36点 |
令和2年度(10月) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% | 38点 |
令和元年度 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% | 35点 |
平成30年度 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% | 37点 |
平成29年度 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% | 35点 |
平成28年度 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% | 35点 |
平成27年度 | 194,926人 | 30,028人 | 15.4% | 31点 |
平成26年度 | 192,029人 | 33,670人 | 17.5% | 32点 |
平成25年度 | 186,304人 | 28,470人 | 15.3% | 33点 |
平成24年度 | 191,169人 | 32,000人 | 16.7% | 33点 |
平成23年度 | 188,572人 | 30,391人 | 16.1% | 36点 |
- 参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構(http://www.retio.or.jp/)
出典元:
ユーキャン 宅建士情報❷ 宅建士(宅地建物取引士)を活かせる職業
◉ 宅建士を活かせる仕事例
不動産管理会社
不動産管理会社では、不動産分譲の仲介を行い、さらに管理もする会社が増えており、やはり宅建の資格が必須です。
住宅メーカーなどの建築業
大手の住宅メーカーは、自社で建築した物件販売まで行うことがあり、販売の際に宅建士が必要とされます。
銀行・保険会社などの金融業
金融機関では、不動産の担保価値を評価して融資することが多く、土地家屋などに関する宅建士の知識となります。特に都市銀行のほとんどがグループ会社に不動産販売会社を持っているので、宅建の資格が重視されます。
出典元:
ユーキャン 宅建士情報◉ 宅地建物取引士の求人例(資格・経験として記載または優遇)
インターネット上で公開されている求人例をサマリーで紹介します。
① リノベーション物件の企画営業職~宅建士募集!~ 正社員
年収400万円〜700万円
② 大手ゼネコンで不動産開発営業 正社員
年収600万円~700万円
③ 用地仕入れ業務 正社員
年収388万円 ~ 612万円
④ 金融機関でのコンプライアンス部門責任者又は担当者 正社員
年収500万円〜1490万円
⑤ 大手企業オフィス等の賃貸仲介 正社員
年収400万円~600万円
ほか多数
実務経験があると即戦力として優遇されますが、有資格者であれば未経験者優遇も多数です。資格手当(2万円〜/月)支給案件も思いのほか多くあります。
❸ 口コミと評判
実はウェブ上やSNSでの書き込みや口コミは少ないですが、コメントをまとめるとこのような感じです。
◉ 良い口コミやメリット
・社内昇進や収入アップと転職や独立開業の道を選ぶ選択肢が増える
・いちど資格取得すればいつでも登録と開業が目指せる
・人気の難関資格だけに有資格者は周囲から一目置かれる
◉ 悪い口コミやデメリット
・取得に時間と費用のコストがかかるので活用しないと無駄になる
・法律に関わる業務のため業務に責任を伴う
・合格率が低く合格には相当の準備が必要
いかがでしたでしょうか?社会保険労務士について理解が深まりましたでしょうか?
❶ 宅地建物取引士試験の概要
❷ 宅建士を活かせる職業
❸ 口コミと評判
❹ 厳選おすすめ講座7選
◉ 資格対策を検討の方に重視ポイント別の資格講座7選をご紹介
ウェブ上の口コミでも人気の講座ばかりですので、ここから選べば失敗しないこと間違いなしです。
① スマホでスキマ時間の学習を重視するならここ
スタディング(STUDYing)
講座名:宅建士合格コース
本格的にスマホで通常学習もスキマ時間活用も両立するならここ!
通勤講座として知られたスキマ学習の代名詞
指標 | 評価ポイント |
リーズナブル度 | ★★★★★ (1万円台) |
実績・ノウハウ | ★★★★ |
スキマ時間活用 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
スマホで学べるオンライン資格講座といえばここ。宅建士合格コースという総合講座でリーズナブルな価格で受講できます。
❶講義映像、テキスト、過去問・演習・模試まで全てWEBでできる(紙のテキストなし)
❷以前の通勤講座の名前でも有名なスキマ時間活用を前提としたメソッドで忙しい方でもムリなく着実に学べる仕組み
❸オンライン資格市場の先駆けマザーズ上場企業のトータル10万人以上シェア1位のノウハウ集約
こちらの記事も参考にしてください。
② 最短ルートでお馴染みですが実は圧倒的な合格率ならここ
アガルート
講座名:宅建試験講座 ゼロから合格カリキュラム
合格率で選ぶならここ!
冊子テキストとオンライン動画で構成される講座です。
指標 | 評価ポイント |
リーズナブル度 | ★★★★ (3万円台) |
実績・ノウハウ | ★★★★★ |
スキマ時間活用 | ★★★ |
アフターケア | ★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
おすすめポイントは何といっても40%を超える合格率、全国平均の約2.5倍という圧倒的な実績を誇ります。
❶約66時間の必要十分なオンライン講義は、倍速再生やチャプター分けで隙間時間のフル活用が可能
❷好評の講師作成テキストは過去問情報が網羅されており高い出題カバー率を誇ります
❸充実したフォロー体制で解らないことや疑問点は受講者限定Facebook何回でも無料で講師に質問可能
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実績ある講座で、ノウハウが詰まったしっかりしたテキストに沿ってオンライン授業でスクール感覚で学び、隙間時間も活用したい
今なら無料体験!サンプル講義とテキストが体験できます。
実績で選ぶアガルートの宅建士講座【資料請求でこんなに体験ができます】
テキスト 冊子が届く
・入門総合講義
(宅建業法『第1章~第3章』)
・演習総合講義
(権利関係『第1章~第4章』)
テキスト対応の講義
・入門 約1.5時間
・演習 約2時間
こちらの記事も参考にしてください。
③ とにかくコスパ重視のサブスクならここ
オンスク.JP
講座名:宅建講座、宅建ポイント講座
コスパ重視の月額制ならここ!
テキスト利用も講義も演習もすべてオンライン上で行われる講座です
指標 | 評価ポイント |
リーズナブル度 | ★★★★★(1千円台/月額) |
実績・ノウハウ | ★★★★ |
スキマ時間活用 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
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裏技)実は無料体験でも結構見られる動画と演習があり役に立ちます。
こちらの記事も参考にしてください。
④ 低価格で動画と答練をサクッと対策ならここ
SMART合格講座
低価格でサクッと全体把握するならここ!
低価格でスキマ学習用のサブツールとして
指標 | 評価ポイント |
リーズナブル度 | ★★★★★(2万円台) |
実績・ノウハウ | ★★★ |
スキマ時間活用 | ★★★★★ |
アフターケア | ★ |
総合評価 | ★★★★ |
リーズナブルな価格でスマホでスキマ時間にコンパクトに学習の全体像の把握と答練が細切れ時間で学習できます。
❶総合講座が低価格で映像講義とテキスト、答練がコンパクトにまとまっています
❷映像または音声の講義約30時間でサクッと全体像を把握して、スキマ時間におさらいと答練が可能
❸講義は一単元ごとに5〜10分に分割されていて、1.5〜2倍速機能でスキマ時間の活用に最適、操作性や進捗管理にも配慮されています
入門講座としてサクッとお金を掛けずに短時間で学習の全体像を把握して勉強の土台をつくりたい
こちらの記事も参考にしてください。
⑤ 実績ある通信教育で添削と質問をフル活用するならここ
ユーキャン
講座名:宅地建物取引士講座
ノウハウが詰まったメソッドで最短6カ月で狙うならここ!
冊子テキストと添削・質問による通信教育がメインの講座です
指標 | 評価ポイント |
リーズナブル度 | ★★★ (6万円台) 教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座 |
実績・ノウハウ | ★★★★★ |
スキマ時間活用 | ★★★ |
アフターケア | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★ |
通信教育ならではの徹底した添削指導と気軽に質問できるケアが魅力。
❶働きながら最短6カ月で合格を狙えるムダを削ぎ落とした過不足ない教材
❷添削と質問でモチベーションを維持して着実に学習
❸受講生専用サイトでスキマ時間にWebテストや動画解説で知識の定着とチェックが可能
こんな方にお薦め!
実績ある通信教育で、ノウハウが詰まったしっかりとしたテキストに沿って演習と添削と質問で着実に進めたい
こちらの記事も参考にしてください。
⑥ 安・楽・短の非常識合格法メソッドを取り入れるならここ
クレアール
講座名:完全合格パーフェクトコース
最短合格のための非常識合格法ならここ!
冊子テキストとオンライン動画で構成される講座です。
指標 | 評価ポイント |
リーズナブル度 | ★★★★ (5万円代) 教育訓練給付制度対象講座 |
実績・ノウハウ | ★★★★★ |
スキマ時間活用 | ★★★ |
アフターケア | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
おすすめポイントはなんと言っても合格範囲が凝縮された非常識合格法とわかりやすいと評判の講師陣です。
❶社会人が初学で最短合格のための独自メソッド 非常識合格法
❷合格者が口を揃えて評価するわかりやすい動画講義
❸充実したフォロー体制で解らないことや疑問点は質問専用メールで何回でも無料で質問可能
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先ずは早期割引など要チェックです。資料請求するだけで非常識合格法を手に入れるチャンスも(先着順)。
【応募はこちら】宅建士試験非常識合格法 書籍プレゼントこちらの記事も参考にしてください。
⑦ 年間40万人超が利用するeラーニング教育ノウハウ活用ならここ
資格対策ドットコム
講座名:宅地建物取引士 資格対策eラーニング講座
年40万人利用のeラーニングの仕組を利用ならここ!
テキストも解説もすべてWebで完結(冊子テキストも付属)する講座です。
指標 | 評価ポイント |
リーズナブル度 | ★★★★★ (2万円台) |
実績・ノウハウ | ★★★★ |
スキマ時間活用 | ★★★ |
アフターケア | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
社会人の方なら社内教育などで慣れているeラーニングで学習を進めることができます
❶法人中心に年間40万人超が利用するeラーニングサービスの教育ノウハウ
❷専門スタッフとeメールを使って質疑応答、親切なサポート体制と補助教材
❸情報サイト「宅建情報ネット」運営ノウハウと実績が集約
こんな方にお薦め!
通信教育とオンライン講座の融合したeラーニングでリーズナブルに学びたい
こちらの記事も参考にしてください。
◉ まずは宅建士受験に向けた準備からという方に、合格までのステップをまとめました。