イラストを学びたいのに変な思考法など必要ない!と思うかもしれませんが、この記事では、ボールペンイラスト技術を得てどんな自分を目指すかを考えるために有効なエッセンスだけを紹介しますので効果的な思考法が最短で理解できます。
ボールペンイラストやプチイラストを学べば、本当に理想の姿に到達できる?
このように迷うことがありませんか?これは現在起点でものごとを考えているからでバックキャスト思考とは逆の考え方です。では説明しますね。
バックキャスト思考とは?
日本語で言うと未来起点、バックキャスティングともいいます。
反対に、
フォアキャスト思考とは?
日本語で言うと現在起点、フォアキャスティングともいいます。
考え方としては新しいものではありません。目標にむけたスケジュールづくりに重要な考え方なのでこの言葉とともに再認識して頂ければと思います。
未来は変えられるとドラえもんは言っていました
現在の延長線上に予想される未来を変えて、自ら理想とする未来を設定することと言えます。今話題のSDGsの各ゴールへのアプローチとして注目されているので名前は聞いたことがあるかもしれません。
言葉から推測できると思いますが、今の状況や今ある課題から未来を考えるのではなく、「こうありたい、こうあるべき」からさかのぼって現在を考える思考法のことです。不確実な未来の実現のための具体的にやるべきことを考える手法として注目されています。
なぜ効果的か?
一番大事な効果は?
目標を達成するために、“今やるべきこと”がはっきりとして迷いなく集中して取り組むことができるからです。
イラストの技術とセンスの追求という面で私が考えるバックキャスト思考の効果はこの5つです。
5つの効果
①理想の姿に対する方向と距離がわかる
②途中にある障害物(制約)が見える
③乗り越える方法をよく考えて決められる
④方向がブレたり迷走しなくなる
⑤複数の選択肢が考えられる
バックキャスト思考が理想の姿になるためにメリットがあるということが理解いただけましたら、早速バックキャスト思考をやってみましょう。
バックキャスト思考の進め方5つのステップ
①未来を起点に目標とする姿を設定する
②目標を達成するための課題を抜き出す
③必要なアクションを出し切る
④スケジュールに配置する
⑤スケジュールを実行する
それぞれのステップを簡単に説明しますね。
①未来を起点に目標とする姿を設定する
最も大事なのがこの①と言われています。現在はどうか、これまでどうだったかは考えずに、いつ、どうなるか、を決めます。無理ではと思って目標を下げてはだめです。
②目標を達成するための課題を抜き出す
設定した理想の姿に到達するための障害となる、障害となるかもしれない、項目を挙げていきます。
③必要なやるべきことを出し切る
障害となる課題を克服するためにやるべきことを書き出します。制約を気にしないで、出来ないとか考えずに、ムリ目のこともやったほうがいいと思うことは全て書き出していきましょう。
④スケジュールに配置する
書き出したやるべきことを実行する順番に並べていきます。並べてみることで足りないものが見えた場合は追加しましょう。
⑤スケジュールを実行する
いかがでしょうか。スケジュール表が完成しましたね。自分でつくったスケジュールです。これだけやれば必ず目標に到達できるはずです。迷わずに目の前のやるべきことに集中できるはずです。ひとつ進むごとに自分の位置を確認して、スケジュールに修正が必要であれば変更していきましょう。
自分で決めた目標の姿と現時点との間には必ずギャップがあります。今いる場所をまずは知って、このギャップを明確に知ったうえで、目標に向けてどの道をどのぐらい進めば自分で決めた目標にたどり着けるのかをはっきりするということです。
実現したい未来と現在とのギャップが大きいときに有効なステップです。