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土地家屋調査士の難易度▷偏差値を大学で例えると?他資格比較と合格対策

土地家屋調査士試験合格の難易度を客観的に知りたい!

とくに難関資格受験では、最新情報に基づいて正しく目指す資格の難易度を客観的に知ることで、やみくもに勉強するのではなく適切な対策をとることが大事です。

そこで、土地家屋調査士試験の難易度を客観的に理解するために、偏差値で表して大学入試や他資格と比較しました。

 ・最新2023年の土地家屋調査士合格偏差値

 ・土地家屋調査士資格の偏差値を大学で例えると

 ・過去10年間の土地家屋調査士合格偏差値の推移

 ・調査士と他資格との偏差値比較

難易度を客観的に示す指標として偏差値があります。偏差値とは、言わずと知れた平均を真ん中として上か下にどのぐらい離れているかで優劣を図る指標です。

2023(令和5)年の調査士合格偏差値

土地家屋調査士試験 2023年(令和5年)合格率

直近の土地家屋調査士試験の結果について合格率と概要ここ数年は概ね9〜10%の間で推移していて、前年とほぼ同じく10%を若干下回る合格率9.66%となっています。

令和5年(2023年)土地家屋調査士試験の結果概要

① 合格率       9.66%    (前年 9.62%)

② 合格者数      428人    (前年 424人)

③ 受験者数      4,429人    (前年 4,404人)

※法務省ウェブサイトの土地家屋調査士試験のページはこちら

土地家屋調査士合格率を偏差値換算

全受験者の平均値が偏差値50となりますので、受験者の半分が合格する資格試験なら概ね偏差値50ということになりますが調査士試験の合格率は9.66%(2023年:令和5年)です。下記の早見表から上位9.66パーセントはどの偏差値に該当するでしょうか?

【偏差値の早見表】

偏差値     上位パーセント 何分の1か  
702.3%43.8
692.9%34.5
683.6%27.8
674.5%22.2
665.5%18.5
656.7%14.9
648.1%12.3
639.7%10.3
6211.5%8.7
6113.6%7.4
6015.9%6.3
5918.4%5.4
5821.2%4.7
5724.2%4.1
5627.4%3.6
5530.9%3.2
5434.5%2.9
5338.2%2.6
5242.1%2.4
5146%2.2
5050%2.0

直近の土地家屋調査士合格率9.66%はこの表の赤文字の偏差値63の少し上あたりです。つまり受験者の中で偏差値63以上に入らないと合格圏に入れないことになります。やはり土地家屋調査士試験の難易度が客観的に見て高いことがわかります。

土地家屋調査士の偏差値を大学で例えると

数字だけではイメージが湧かないという方に、土地家屋調査士試験の合格偏差値を大学で例えるとどのランキングになるか比較してみたいと思います。

私立大学の偏差値ランクと比較した場合の目安

もちろん、受験者層も違えば受験科目も違いますので比較ランキングにすること自体に無理があるという前提ですが。受験者数に対してどのレベルで合格できるかを知る目安になります。

ここでは河合塾の入試予想難易度ランキングの法学部で調査します。

◉ 偏差値62〜64あたりの私立大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値62.5-65の大学を表示します。

62.5-65 上智大学 法学部、中央大学 法学部、同志社大学 法学部

法律関連の資格ということで法学部を選びましたがトップクラスの難関大学ですね。

国公立大学の偏差値ランクと比較した場合の目安

私立大学だとイメージが解らないという方に、同じく国公立大学の法学部で調査しました。国公立大学は入試科目数が多いので便宜上偏差値+5補正しています。

◉ 偏差値62〜64あたり国公立の大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値62.5-65の大学を表示します。

62.5-65 東北大学 法学部、名古屋大学 法学部、大阪公立大学 法学部

こちらも法律関連の資格ということで法学部を選びましたが旧帝レベルに該当します。

過去10年間の調査士合格偏差値の推移

調査士試験 過去10年間の合格者・合格率・合格偏差値

概ね合格率は9〜10パーセント前後で推移していますが、年度によって若干の上下があります。令和5年の合格率は9.66%と10%に若干満たない結果となっています。

年度受験者数合格者数合格率偏差値 
令和5年度4,429人428人9.66%63
令和4年度4,404人424人9.62%63
令和3年度3,859人404人10.47%62
令和2年度3,785人392人10.36%62
令和元年度4,198人406人9.68%63
平成30年度4,380人418人9.54%63
平成29年度4,600人400人8.69%63
平成28年度4,506人402人8.92%63
平成27年度4,568人403人8.82%63
平成26年度4,617人407人8.82%63

過去10年間の合格偏差値は62〜63をキープしており難易度は安定しているといえます。

最も偏差値が高い年と低い年を大学で例えると

最高合格偏差値 令和2-3年以外 偏差値63

過去10年間で土地家屋調査士試験合格偏差値が最も高かった=合格率が最も低かったのは、といってもほぼ全ての年で偏差値63です。大学入試偏差値ランクは令和5年と変わりません。

◉ 偏差値62〜64あたりの私立大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値62.5-65の大学を表示します。

62.5-65 上智大学 法学部、中央大学 法学部、同志社大学 法学部

法律関連の資格ということで法学部を選びましたがトップクラスの難関大学ですね。

最低合格偏差値 令和2-3年 偏差値62

過去10年間で土地家屋調査士試験合格偏差値が最も低かった=合格率が最も高かったのは、令和2年と令和3年のみで偏差値62です。とはいえ、大学入試偏差値ランクはほぼ同じです。

◉ 偏差値61〜63あたりの私立大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値62.5の大学を表示します。

62.5 上智大学 法学部、同志社大学 法学部、明治大学 法学部

法律関連の資格ということで法学部を選びましたがトップクラスの難関大学ですね。

調査士と他資格との偏差値比較

土地家屋調査士試験の難易度を客観的に検証するために、他の国家試験および難関資格試験と合格偏差値を比較しました。

他の国家試験と難関資格の合格偏差値ランキング

2023年(令和5年)の国家試験と難関資格20資格について合格率をランキングと偏差値換算しました。もちろん資格により試験制度や受験資格など異なりますので、実際の難易度とは相違がある場合がありますのでご参考としてみてください。

※参考サイト 各実施団体等ウェブページ(2023年)

順位資格名 合格率偏差値
1.弁護士(司法試験予備試験)   3.6%68
2.技術士(一次×二次)4.68%66
3.司法書士5.2%66
4.中小企業診断士(1次×2次)5.5%65
4.不動産鑑定士(短答×論文)5.5%65
6.弁理士6.1%65
7.社会保険労務士6.4%65
8.土地家屋調査士9.66%63
9.マンション管理士10.1%62
10.公認会計士10.7%62
11.行政書士13.98%60
11.測量士13.98%60
13.宅建士17.2%59
14.税理士(科目含む)21.7%57
15.管理業務主任者21.9%57
16.通関士24.2%57
17.賃貸不動産経営管理士28.2%55
18.貸金業務取扱主任者31.0%54
19.測量士補32.2%54
20.競売不動産取扱主任者34.4%54

土地家屋調査士より偏差値が高い資格試験とは

このランキング一覧から、土地家屋調査士試験より偏差値が高い資格は7資格だけです。司法試験予備試験や司法書士、不動産鑑定士などの難関資格が偏差値上位に位置していますが、宅建やマンション管理士より偏差値上位に位置しています。土地家屋調査士の合格偏差値63は相対的に難易度が高い資格であることが判ります。

順位資格名 合格率偏差値
1.弁護士(司法試験予備試験)   3.6%68
2.技術士(一次×二次)4.68%66
3.司法書士5.2%66
4.中小企業診断士(1次×2次)5.5%65
4.不動産鑑定士(短答×論文)5.5%65
6.弁理士6.1%65
7.社会保険労務士6.4%65
8.土地家屋調査士9.66%63

合格可能性を高める方法は

土地家屋調査士試験について偏差値による客観的な難易度はイメージできましたでしょうか。では合格可能性を高める方法はあるのでしょうか?はい、あります!それは、合格率・合格者数といった実績が高い予備校や通信講座を選ぶことです。

独学メインの方でも+αで講座併用をお薦めします。学習教材の組み合わせによる自分だけのハイブリッド勉強法こそ、勉強時間を短縮し合格可能性を高めるために有効と考えます。

土地家屋調査士合格率が高い通信講座ランキング

2023年(令和5年)土地家屋調査士試験について、受講生の調査士合格率を公表しているスクールは1社のみでした。前年は条件付き2位だったLECは、合格率の公表をしていません。トップのアガルートの合格率が高すぎて、他スクールが実績を公開できない状況が伺えます。

合格率を公表するということは自信があるということで、1位アガルート受講生の合格率はなんと60%超という合格率を誇ります。

土地家屋調査士合格者数が多い通信講座ランキング

2023年(令和5年)土地家屋調査士試験について合格者数という形で合格実績を公表しているスクールについて、合格者数について比較しました。実は合格者の人数を公表いているスクール・講座は2社のみでした。

合格者数で選ぶ土地家屋調査士おすすめ通信講座ランキング

ナンバー❶ 東京法経学院 合格者数 323名

土地家屋調査士試験合格サイト 東京法経学院

ナンバー❷ アガルート  合格者数 234名

アガルート 土地家屋調査士 講座

両スクール合計合格者数557人は、全合格者数428人の130%!調査士合格者は両スクールの併用受講

調査士合格のポイントは?合格者の多くが両講座を併用

二択のポイントは?

調査士といえばここという合格専有率の合格ノウハウ

VS

驚愕の合格率最新講座で予備校とWebのいいとこどり

現在のトレンドは、どちらか選ぶのではなく、どう組み合わせるか です。それぞれの特徴を知ると、自分に合う組み合わせが見えてきます。迷うのは、軸をどちらにするかだけ!

【絶対的おすすめの土地家屋調査士講座とは】

本当におすすめの土地家屋調査士講座とは調査士試験に合格できる講座です。つまり合格率が高く合格者数が多い予備校や通信講座。

とはいえ調査士講座は戦国時代!順位が毎年変動します。そこで最新2023年の予備校・講座の合格率・合格者数をランキング一覧。

いかがでしたでしょうか?土地家屋調査士試験合格の難易度を客観的に知りたい!という課題は解決しましたか?

この記事では、土地家屋調査士試験の難易度を客観的に理解するために、偏差値で表して大学入試や他資格と比較しました。

 ・最新2023年の土地家屋調査士合格偏差値

 ・土地家屋調査士資格の偏差値を大学で例えると

 ・過去10年間の土地家屋調査士合格偏差値の推移

 ・調査士と他資格との偏差値比較

とくに難関資格受験では、最新情報に基づいて正しく目指す資格の難易度を客観的に知ることで、やみくもに勉強するのではなく適切な対策をとることが大事です。

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