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宅建の難易度は簡単?偏差値はどのくらい▷大学や他士業比較と合格対策

宅建試験合格の難易度を客観的に知りたい!

とくに難関資格受験では、最新情報に基づいて正しく目指す資格の難易度を客観的に知ることで、やみくもに勉強するのではなく適切な対策をとることが大事です。

そこで、宅建試験の難易度を客観的に理解するために、偏差値はどのくらいか大学入試や他資格と比較しました。

 ・最新2023年の宅建偏差値はどのくらい?

 ・宅建偏差値を大学で例えると

 ・過去10年間の宅建合格偏差値の推移

 ・本当に簡単?他資格との偏差値比較

難易度を客観的に示す指標として偏差値があります。偏差値とは、言わずと知れた平均を真ん中として上か下にどのぐらい離れているかで優劣を図る指標です。価値の割に簡単とも言われる宅建の偏差値はどのくらいでしょうか?

2023(令和5)年の宅建偏差値はどのくらい?

宅建試験 2023年(令和5年)合格率

直近の宅建試験の結果について合格率と概要はこちらです。ここ数年は概ね17%あたりで推移していて、2023年は合格率17.2%となっています。

令和5年(2023年)宅建試験の結果概要

① 合格率       17.2%     (前年17.0%)

② 合格者数      40,025人    (前年 38,525人)

③ 受験者数      233,276人    (前年 226,048人)

※一般財団法人 不動産適正取引推進機構のウェブサイトはこちら

宅建合格率を偏差値換算

全受験者の平均値が偏差値50となりますので、受験者の半分が合格する資格試験なら概ね偏差値50ということになりますが、宅建試験の合格率は17.2%(2023年:令和5年)です。下記の早見表から上位17.2パーセントはどの偏差値に該当するでしょうか?

【偏差値の早見表】

偏差値     上位パーセント 何分の1か  
702.3%43.8
692.9%34.5
683.6%27.8
674.5%22.2
665.5%18.5
656.7%14.9
648.1%12.3
639.7%10.3
6211.5%8.7
6113.6%7.4
6015.9%6.3
5918.4%5.4
5821.2%4.7
5724.2%4.1
5627.4%3.6
5530.9%3.2
5434.5%2.9
5338.2%2.6
5242.1%2.4
5146%2.2
5050%2.0

直近の宅建合格率17.2%はこの表の赤文字の偏差値59の上あたりです。つまり受験者の中で偏差値59以上に入らないと合格圏に入れないことになります。宅建試験の難易度が客観的に見て高いことがわかります。

宅建偏差値を大学で例えると

数字だけではイメージが湧かないという方に、宅建試験の合格偏差値を大学で例えるとどのランキングになるか比較してみたいと思います。

私立大学の偏差値ランクと比較した場合の目安

もちろん、受験者層も違えば受験科目も違いますので比較ランキングにすること自体に無理があると言う前提ですが。受験者数に対してどのレベルで合格できるかを知る目安になります。

ここでは河合塾の入試予想難易度ランキングの法学部で調査します。

◉ 偏差値59あたりの私立大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値57.5-60の大学を表示します。

57.5-60 中央大学 法学部、同志社大学 法学部、法政大学 法学部

法律関連の資格ということで法学部を選びましたが難関大学クラスですね。

国公立大学の偏差値ランクと比較した場合の目安

私立大学だとイメージが解らないという方に、同じく国公立大学の法学部で調査しました。国公立大学は入試科目数が多いので便宜上偏差値+5補正しています。

◉ 偏差値59あたり国公立の大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値57.5-60の大学を表示します。

57.5-60 金沢大学 文系一括、岡山大学 法学部、信州大学 経法学部

こちらも法律関連の資格ということで法学部を選びましたが、難関地方国立大学クラスですね。

過去10年間の宅建合格偏差値の推移

概ね合格率は15〜18パーセント前後で推移していますが、年度によって若干の上下があります。

宅建試験 過去10年間の合格偏差値推移

概ね合格率は10〜15パーセント前後で推移していますが、年度によって若干の上下があります。令和5年の合格率は13.98%と3年連続で上昇しました。

年度合格点  合格率  偏差値受験者数  合格者数  
令和5年度36点17.2%59233,276人40,025人
令和4年度36点17.0%59226,048人38,525人
令和3年度
(12月実施)
34点15.6%6024,965人3,892人
令和3年度
(10月実施)
34点17.9%59209,749人37,579人
令和2年度
(12月実施)
36点13.1%6135,261人4,610人
令和2年度
(10月実施)
38点17.6%59168,989人29,728人
令和元年度35点17.0%59220,797人37,481人
平成30年度37点15.6%60213,993人33,360人
平成29年度35点15.6%60209,354人32,644人
平成28年度35点15.4%60198,463人30,589人
平成27年度31点15.4%60194,926人30,028人
平成26年度32点17.5%59192,029人33,670人

最も偏差値が高い年と低い年を大学で例えると

宅建試験の合格率が最も低かった令和2年12月試験の合格率は13.1%でしたので、同じようにこの表に当てはめると、偏差値61以上ということになります。

最高合格偏差値 令和2年(12月) 偏差値61

過去10年間で宅建試験合格偏差値が最も高かった=合格率が最も低かったのは、令和2年(12月)の偏差値61です。

年度合格点  合格率  偏差値受験者数  合格者数  
令和2年度
(12月実施)
36点13.1%6135,261人4,610人

◉ 偏差値61あたりの私立大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値60-62.5の大学を表示します。

60-62.5 上智大学 法学部、 中央大学 法学部、 同志社大学 法学部

法律関連の資格ということで法学部を選びましたがトップの難関大学ですね。

最低合格偏差値 令和3年(10月) 偏差値59

過去10年間で宅建試験合格偏差値が最も低かった=合格率が最も高かったのは、令和3年(10月)の偏差値59です。

年度合格点  合格率  偏差値受験者数  合格者数  
令和3年度
(10月実施)
34点17.9%59209,749人37,579人

◉ 偏差値59あたりの私立大学(法学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値57.5-60の大学を表示します。

57.5-60 中央大学 法学部、同志社大学 法学部、法政大学 法学部

法律関連の資格ということで法学部を選びましたが難関大学クラスですね。

本当に簡単?他資格との偏差値比較

宅建試験の難易度を客観的に検証するために、他の士業および国家資格試験などと合格偏差値を比較しました。

士業と他資格の合格偏差値ランキング

2023年(令和5年)の士業と難関資格20資格について合格率をランキングと偏差値換算しました。もちろん資格により試験制度や受験資格など異なりますので、実際の難易度とは相違がある場合がありますのでご参考としてみてください。

※参考サイト 各実施団体等ウェブページ(2023年)

順位資格名 合格率偏差値
1.弁護士(司法試験予備試験)   3.6%68
2.技術士(一次×二次)4.68%66
3.司法書士5.2%66
4.中小企業診断士(1次×2次)5.5%65
4.不動産鑑定士(短答×論文)5.5%65
6.弁理士6.1%65
7.社会保険労務士6.4%65
8.土地家屋調査士9.66%63
9.マンション管理士10.1%62
10.公認会計士10.7%62
11.行政書士13.98%60
11.測量士13.98%60
13.宅建士17.2%59
14.税理士(科目含む)21.7%57
15.管理業務主任者21.9%57
16.通関士24.2%57
17.賃貸不動産経営管理士28.2%55
18.貸金業務取扱主任者31.0%54
19.測量士補32.2%54
20.競売不動産取扱主任者34.4%54

宅建士より偏差値が高い資格試験とは

このランキング一覧から、宅建試験より偏差値が高い資格は12資格です。司法書士や社労士、行政書士などが、宅建試験より偏差値上位に位置しています。とはいえ、宅建士の合格偏差値59は行政書士などと肩を並べる高いレベルです。

順位資格名 合格率偏差値
1.弁護士(司法試験予備試験)   3.6%68
2.技術士(一次×二次)4.68%66
3.司法書士5.2%66
4.中小企業診断士(1次×2次)5.5%65
4.不動産鑑定士(短答×論文)5.5%65
6.弁理士6.1%65
7.社会保険労務士6.4%65
8.土地家屋調査士9.66%63
9.マンション管理士10.1%62
10.公認会計士10.7%62
11.行政書士13.98%60
11.測量士13.98%60
13.宅建士17.2%59

合格可能性を高める方法は

宅建試験について偏差値による客観的な難易度はイメージできましたでしょうか。では合格可能性を高める方法はあるのでしょうか?はい、あります!それは、合格率・合格者数といった実績が高い予備校や通信講座を選ぶことです。

独学メインの方でも+αで講座併用をお薦めします。学習教材の組み合わせによる自分だけのハイブリッド勉強法こそ、勉強時間を短縮し合格可能性を高めるために有効と考えます。

宅建合格率が高い通信講座ランキング

2023年(令和5年)宅建士試験について、受講生の宅建士合格率を公表しているスクールは2社のみでした。なお、LECはLEC全模試で正答率60%という限定的な合格率のため、また、TACは本科生コースかつ全国公開模試の正答率が70%以上という限定的な合格率のためランキングから除外しています。

合格率を公表するということは自信があるということで、上位2講座はダントツに高い合格率を誇ります。なお、2023年(令和5年)の宅建士試験の合格率は、17.2%(受験者数  233,276人、合格者数 40,025人)となっています。

合格率で選ぶおすすめ宅建士通信講座ランキング

ナンバー❶ フォーサイト 合格率 76.1%

 全国平均合格率の4.42倍!

フォーサイト 宅建士講座【公式】

ナンバー❷アガルート   合格率 64.8%

 全国平均合格率の3.77倍!

アガルート 宅建士 講座【公式】

上位2スクールの順位は昨年と変動なしも、2位アガルートが合格率を5ポイント以上アップで1位フォーサイトに迫る

宅建合格者数が多い通信講座ランキング

2023年(令和5年)宅建士試験について、受講生の宅建合格者の人数という形で合格実績を公表しているスクールについて、合格者数についても比較してみました。実は合格者の人数を公表いているスクール・講座は4社のみでした。

特筆すべきは、1位日建学院がダントツという構図は前年と同様ですが、スマホ学習のスタディングが、1000人を超える合格者を輩出し2位に急浮上!

合格者数で選ぶ宅建おすすめ通信講座ランキング

ナンバー❶ 日建学院   合格者数 2,554名

日建学院 宅建士 講座【公式】

ナンバー❷ スタディング 合格者数 1,085名

スタディング 宅建士 講座【公式】

ナンバー❸ TAC     合格者数 940名

TAC 宅建士講座【公式】

ナンバー❹ フォーサイト 合格者数 721名

フォーサイト 宅建士講座【公式】

低価格スマホ学習スタディングはコスパ面で脅威的躍進!

いかがでしたでしょうか?宅建試験合格の難易度を客観的に知りたい!という課題は解決しましたか?

この記事では、宅建士試験の難易度を客観的に理解するために、偏差値で表して大学入試や他資格と比較しました。

 ・最新2023年の宅建偏差値はどのくらい?

 ・宅建偏差値を大学で例えると

 ・過去10年間の宅建合格偏差値の推移

 ・本当に簡単?他資格との偏差値比較

とくに難関資格受験では、最新情報に基づいて正しく目指す資格の難易度を客観的に知ることで、やみくもに勉強するのではなく適切な対策をとることが大事です。

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