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【社労士難易度ランキング】合格率・偏差値・勉強時間・年収を他士業と徹底比較

社会保険労務士試験の難易度を客観的に知りたい。

十士業と合格率や偏差値、勉強時間、年収など比較すると社労士の難易度はどの辺りだろう?

この記事ではこのような疑問にお応えします。

この記事では、社会保険労務士の難易度を、①合格率、②偏差値、③勉強時間、④年収などの観点で代表的な資格群である十士業でランキング形式で比較して総合的かつ客観的に検証します。

【もくじ】

❶ ランキング比較の方法

・比較項目とポイント加算方法

・そもそも十士業とは?

❷ 合格率の比較ランキング

❸ 偏差値の比較ランキング

❹ 勉強時間の比較ランキング

❺ 年収の比較ランキング

❻ 総合結果ランキングと社労士難易度

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❶ ランキング比較の方法

◉ 比較項目とポイント加算方法

検証方法としては、社会保険労務士試験の難易度が客観的に測ることができる項目として次の4項目を挙げました。

①合格率、②偏差値、③標準勉強時間、④平均年収

一般的に難易度の指標となる合格率と勉強時間に加え、年収は士業の報酬としての付加価値が高い難しい仕事の対価として受け取るものと考えられますので比較項目として入れました。また、偏差値は難易度を客観的に示す指標としてよく用いられますので、ここでは合格率を偏差値で表してみました。

比較の方法は、それぞれの比較項目について1位~10位までそれぞれ10点~1点のポイントとして単純に合計金額で比較してみたいと思います。ただし、偏差値は合格率と同じ順位になりますので便宜上ここではポイント計算の対象からは除外します。

◉ そもそも十士業とは?

10士業とは、社会保険労務士、土地家屋調査士、中小企業診断士、行政書士、弁理士、公認会計士、不動産鑑定士、弁護士、司法書士、税理士 になります。

この順番は、東京都社会保険労務士会ウェブサイト記事に倣いました。

東京都社会保険労務士会
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では早速、合格率、標準勉強時間、年収の3点で比べてみましょう。

❷ 合格率の比較ランキング

※参考サイト 各実施団体等ウェブページ(2022年)

1.弁護士(司法試験予備試験)    3.6%
2.司法書士       5.2%
3.社会保険労務士   5.3%
4.弁理士    6.1%
5.公認会計士   7.7%
6.土地家屋調査士   9.6%
7.行政書士   12.1%
8.中小企業診断士   12.1%
9.税理士   19.5%
10.不動産鑑定士   36.3%

やはり司法試験予備試験と司法書士の合格率は低いですね。とはいえ、社労士試験は⒍4%で3位です。もちろん各士業の試験制度や年度による変化があることが前提ですが。

❸ 偏差値の比較ランキング

総合ランキングは番外編ですが、合格率をベースに難易度を偏差値で表してみました。当然順位は合格率ランキングと同じになりますのでポイント加算はしません。

※参考サイト 各実施団体等ウェブページ(2020年)に基づき換算

合格率偏差値 
1.司法書士   4.1%67
2.弁護士(司法試験予備試験)         4.2% 67
3.社会保険労務士   6.4% 65
4.弁理士    9.7% 62
5.公認会計士   10.1% 62
6.土地家屋調査士   10.4% 62
7.行政書士   10.7% 62
8.中小企業診断士   18.4% 59
9.税理士   20.3% 58
10.不動産鑑定士   33.1% 54

❹ 合格に必要とされる勉強時間の比較ランキング

続いては難易度といえば合格までの平均的な勉強時間の比較が挙げられます。

※参考サイト アガルートアカデミー

 

1.弁護士(司法試験予備試験)       6000時間10点
2.公認会計士       3500時間 9点
3.司法書士   3000時間 8点
3.弁理士    3000時間 8点
5.税理士   2500時間 6点
6.不動産鑑定士   2000時間 5点
7.社会保険労務士   1000時間 4点
7.土地家屋調査士   1000時間 4点
7.中小企業診断士   1000時間 4点
10.行政書士    600時間 1点

勉強時間時間で比較しますと社労士は土地家屋調査士、中小企業診断士と並んで1000時間で7位タイという結果で、それよりも少ないのが行政書士のみということになります。十士業の中で勉強時間は比較的短いという結果になります。もちろん、こちらも分野の知識の土台の有無や勉強効率にもよりますが。

❺ 士業の年収の比較ランキング

年収は提供する付加価値と相関があり、提供する付加価値は資格の難易度を示すと考えられます。ここでは士業でビジネスをしている方の平均年収を調べてみました。

※参考サイト 給料BANK、中小企業診断士のみ中小企業診断協会調査結果参考のコンサル白書

1.弁護士(司法試験予備試験)       1168万円10点
2.公認会計士    880万円 9点
2.税理士880万円 9点
4.司法書士864万円 7点
5.中小企業診断士780万円 6点
6.不動産鑑定士752万円 5点
7.社会保険労務士640万円 4点
7.弁理士640万円 4点
9.土地家屋調査士574万円 2点
10.行政書士531万円 1点

この基準は特にビジネスですので幅も大きくて平均値で比較することには限界がありますが、合格に必要とされる勉強時間が最も多い司法試験予備試験を経た弁護士の年収が最も多いことは興味深いですね。

単純には判断出来ませんが、努力は報われることがある意味で実証されています。社労士は奇しくも勉強時間と同じく7位タイです。

❻ 総合結果ランキングと社労士難易度

いよいよ総合結果を見てみましょう。

1.弁護士(司法試験予備試験)           29点
2.司法書士     25点
3.公認会計士 24点
4.弁理士 19点
5.税理士 17点
6.社会保険労務士 16点
7.中小企業診断士 13点
8.不動産鑑定士 11点
8.土地家屋調査士 11点
10.行政書士 6点

総合順位で社労士は6位という結果になりました。並み居る十士業の中で堂々たる順位であると思います。つまり、十士業の中で社労士の難易度は真ん中あたりという結果になりました。

とはいえ記事では、社労士の将来性が高いことが示され、表紙にも序列激変(少し大げさですが)と位置づけが変わっていくことが示唆されています。

いかがでしたでしょうか?社労士の難易度を客観的に検証するために十士業におけるランキング形式で比較を行いました。

社労士の難易度は十士業ではほぼ真ん中あたりという結果になりましたが、今後の将来性が期待られる有望資格である反面で試験の難易度にも影響が出てくる可能性があると言えそうです。

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