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公認会計士の難易度▷偏差値を大学受験に例えると?比較ランキングと対策

公認会計士試験合格の難易度はどのくらいか客観的に知りたい!

とくに難関資格受験では、最新情報に基づいて正しく目指す資格の難易度を客観的に知ることで、やみくもに勉強するのではなく適切な対策をとることが大事です。

そこで、公認会計士試験の難易度を客観的に理解するために、難易度がどのくらいか偏差値で表して大学受験に例えたり他資格とランキング比較しました。

 ・最新2023年の公認会計士合格偏差値

 ・公認会計士の偏差値を大学受験で例えると

 ・過去10年間の公認会計士合格偏差値の推移

 ・他の国家試験との偏差値比較ランキング

難易度を客観的に示す指標として偏差値があります。偏差値とは、言わずと知れた平均を真ん中として上か下にどのぐらい離れているかで優劣を図る指標です。

2023(令和5)年の公認会計士合格偏差値

公認会計士試験 2023年(令和5年)合格率

直近の公認会計士試験の結果について概要はこちらです。ここ数年は合格率10%程度で推移してきた公認会計士試験の合格率ですが、急激な受験生増加により令和4年に合格率が大きく低下し令和5年は7.6%でした。

令和5年(2023年)公認会計士試験の結果概要

① 合格率(①/③)       7.6% (前年7.7%)

② 合格者数(論文式合格)   1,544人 (前年1,456人)

③ 受験者数(I回II回短答)   20,317人 (前年 18,789人)

※金融庁のウェブサイトはこちら

公認会計士合格率を偏差値換算

全受験者の平均値が偏差値50となりますので、受験者の半分が合格する資格試験なら概ね偏差値50ということになりますが、公認会計士試験の最終合格率は7.6%(2023年:令和5年)です。下記の早見表から上位7.6パーセントはどの偏差値に該当するでしょうか?

【偏差値の早見表】

偏差値     上位パーセント 何分の1か  
702.3%43.8
692.9%34.5
683.6%27.8
674.5%22.2
665.5%18.5
656.7%14.9
648.1%12.3
639.7%10.3
6211.5%8.7
6113.6%7.4
6015.9%6.3
5918.4%5.4
5821.2%4.7
5724.2%4.1
5627.4%3.6
5530.9%3.2
5434.5%2.9
5338.2%2.6
5242.1%2.4
5146%2.2
5050%2.0

直近の公認会計士合格率7.6%はこの表の赤文字の偏差値65の少し上あたりです。つまり受験者の中で偏差値65以上に入らないと合格圏に入れないことになります。受験生のレベルも相まってやはり公認会計士試験の難易度が客観的に見て高いことがわかります。

公認会計士の偏差値を大学受験で例えると

数字だけではイメージが湧かないという方に、公認会計士試験の合格偏差値を大学受験で例えるとどのくらいのランクになるか比較してみたいと思います。

私立大学の偏差値ランクと比較した場合の目安

もちろん、受験者層も違えば受験科目も違いますので比較ランキングにすること自体に無理があると言う前提ですが。受験者数に対してどのレベルで合格できるかを知る目安になります。

ここでは河合塾の入試予想難易度ランキングの商学部系で調査します。

◉ 偏差値65あたりの私立大学(商学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値65の大学を表示します。

65 慶應義塾大学 商学部、早稲田大学 商学部、上智大学 経済学部

会計関連の資格ということで商学部を選びましたがトップの難関大学ですね。また公認会計士出身大学ランキングでいつも1位と2位の慶応と早稲田の大学受験偏差値と同じという結果は偶然とは思えませんね。

国公立大学の偏差値ランクと比較した場合の目安

私立大学だとイメージが解らないという方に、同じく国公立大学の法学部で調査しました。国公立大学は入試科目数が多いので便宜上偏差値+5補正しています。

◉ 偏差値65あたり国公立の大学(商学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値65の大学を表示します。

65 東北大学 経済学部、名古屋大学 経済学部

こちらも会計関連の資格ということで経済学部系を選びましたが旧帝レベルに該当します。

過去10年間の公認会計士合格偏差値の推移

公認会計士試験の過去10年間の合格率の推移はこちらです。難易度の推移を偏差値で確認することができます。

公認会計士試験 過去10年間の合格者・合格率・合格偏差値

公認会計士試験は、短答式(第I回、第II回)と論文式試験に合格することで最終合格となります。各年度の合格率は金融庁発表の指標情報に基づき、願書出願者数における論文式試験合格者数を以って最終合格率としています。

しばらくは合格率10%程度で推移してきた公認会計士試験最終合格率ですが、前年から受験者数急増により最終合格率が下がり直近の令和5年は7.6%となっています。これに伴い偏差値が上昇しています。

年度合格率偏差値受験者数合格者数
令和5年度(2023年度)7.6%6520,317人1,544人
令和4年度(2022年度)7.7%6518,789人1,456人
令和3年度(2021年度)9.6%6314,192人1,360人
令和2年度(2020年度)10.1%6213,231人1,335人
令和元年度(2019年度)10.7%6212,532人1,337人
平成30年度(2018年度)11.1%6211,742人1,305人
平成29年度(2017年度)11.2%6211,032人1,231人
平成28年度(2016年度)10.8%6210,256人1,108人
平成27年度(2015年度)10.3%6210,180人1,051人
平成26年度(2014年度)10.1%6210,870人1,102人

偏差値としては以前は62を維持していましたが、受講生増加によりここ3年で偏差値65まで上昇しました。

最も偏差値が高い年と低い年を大学受験で例えると

最高合格偏差値 2023年 偏差値65

過去10年間で公認会計士試験合格偏差値が最も高かった=合格率が最も低かったのは、直近令和5年の偏差値65です。したがって大学入試偏差値ランクは上記と変わりません。

◉ 偏差値65あたりの私立大学(商学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値65の大学を表示します。

65 慶應義塾大学 商学部、早稲田大学 商学部、上智大学 経済学部

会計関連の資格ということで商学部を選びましたがトップの難関大学ですね。

最低合格偏差値 2017年 偏差値62

過去10年間で公認会計士試験合格偏差値が最も低かった=合格率が最も高かったのは、平成29年(2017年)の偏差値62です。大学入試ランクで例えると明らかに1ランク異なります。

◉ 偏差値62あたりの私立大学(商学部)

※入試難易予想ランキング表より(2024年5月現在)

河合塾ランキング表では2.5刻みのため偏差値62.5の大学を表示します。

62.5 明治大学 商学部、同志社大学 商学部、青山学院大学 経営学部

会計関連の資格ということで商学部を選びました。難関大学ばかりですが直近の偏差値と比べると若干難易度が低かったことが伺えます。

他の国家試験や難関資格との偏差値比較

公認会計士試験の難易度を客観的に検証するために、他の士業や国家試験および難関資格試験と合格偏差値を比較しました。

他の国家試験と難関資格の合格偏差値ランキング

2023年(令和5年)の士業や国家試験と難関資格20資格について合格率をランキングと偏差値換算しました。もちろん資格により試験制度や受験資格など異なりますので、実際の難易度とは相違がある場合がありますのでご参考としてみてください。

※参考サイト 各実施団体等ウェブページ(2023年)

順位資格名 合格率偏差値
1.弁護士(司法試験予備試験)   3.6%68
2.技術士(一次×二次)4.68%66
3.司法書士5.2%66
4.中小企業診断士(1次×2次)5.5%65
4.不動産鑑定士(短答×論文)5.5%65
6.弁理士6.1%65
7.社会保険労務士6.4%65
8.公認会計士7.6%65
9.土地家屋調査士9.66%63
10.マンション管理士10.1%62
11.行政書士13.98%60
11.測量士13.98%60
13.宅建士17.2%59
14.税理士(科目含む)21.7%57
15.管理業務主任者21.9%57
16.通関士24.2%57
17.賃貸不動産経営管理士28.2%55
18.貸金業務取扱主任者31.0%54
19.測量士補32.2%54
20.競売不動産取扱主任者34.4%54

公認会計士より偏差値が高い資格試験とは

このランキング一覧から、公認会計士試験より偏差値が高い資格は7資格だけです。司法試験予備試験や司法書士など言わずと知れた難関資格が偏差値上位に位置しています。

順位資格名 合格率偏差値
1.弁護士(司法試験予備試験)   3.6%68
2.技術士(一次×二次)4.68%66
3.司法書士5.2%66
4.中小企業診断士(1次×2次)5.5%65
4.不動産鑑定士(短答×論文)5.5%65
6.弁理士6.1%65
7.社会保険労務士6.4%65
8.公認会計士7.6%65

合格可能性を高める方法は

公認会計士試験について偏差値による客観的な難易度はイメージできましたでしょうか。では合格可能性を高める方法はあるのでしょうか?はい、あります!それは、合理的に合格率・合格者数といった実績が高い予備校を選ぶことです。

公認会計士試験の合格者数が多い予備校ランキング

公認会計士試験の最終合格者数(論文式試験合格者数)を公表している予備校・スクールについて、合格者数をランキングしました。2023年(令和5年)公認会計士試験について合格者数を公表している予備校・スクールは3社です。合格者数を公表するということは自信があるということで、この3校がトップ3であると推測できます。

おすすめ!合格者数が多いスクールの代表的な講座

ナンバー❶ CPA会計学院

👉1.8年スタンダードコース(短答2回対応) 720,000円(税込)

 初学受験・大学や仕事と両立型

最新の詳細は公式サイトからご確認ください

CPA会計学院 公認会計士 講座【公式】
CPA会計学院

注目情報!

実はCPA会計学院は7年連続合格者数増加中で合格者寡占状態!

ナンバー❷ 資格の学校TAC

👉1.5年L本科生(短答2回対応) 750,000円(税込)

 初学受験・大学や仕事と両立型

最新の詳細は公式サイトからご確認ください

資格の学校TAC 公認会計士講座【公式】

ナンバー❸ 資格の大原

👉1.5年ロング初学者合格コース(短答2回対応) 770,000円(税込)

 初学受験・大学や仕事と両立型

最新の詳細は公式サイトからご確認ください

資格の大原 公認会計士 講座【公式】

【絶対的おすすめの公認会計士講座とは】

本当におすすめの公認会計士講座とは司法書士試験に合格できる講座です。つまり合格率が高く合格者数が多い予備校や講座。

とはいえ公認会計士講座は戦国時代!順位が毎年変動します。そこで最新2023年の予備校・講座の合格率・合格者数をランキング一覧。

いかがでしたでしょうか?公認会計士試験合格の難易度を客観的に知りたい!という課題は解決しましたか?

この記事では、公認会計士試験の難易度を客観的に理解するために、偏差値で表して大学入試や他資格と比較しました。

 ・最新2023年の公認会計士合格偏差値

 ・公認会計士の偏差値を大学受験で例えると

 ・過去10年間の公認会計士合格偏差値の推移

 ・他の国家試験との偏差値比較ランキング

とくに難関資格受験では、最新情報に基づいて正しく目指す資格の難易度を客観的に知ることで、やみくもに勉強するのではなく適切な対策をとることが大事です。

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