ブログサイト制作ソフトは何を使うの?
次に作成/運営ソフトをについて考えます。以前は、HTML知識がない場合、日本ではホームページビルダーなど作成ソフトがあり私もそれを使っていましたが、しばらく離れていたうちに状況が様変わりしています。いま主流は、CMS コンテンツマネジメントシステムです。
CMS :コンテンツマネジメントシステムとは
勤務先の業務で海外販売代理店向けWebsite制作を担当した際もCMSで作成しました。簡単に言うとCMSは、HTMLなどの専門知識を使わずにそれぞれのコンテンツ管理者が自由にコンテンツ掲載や修正が行える仕組みで、多くの関係者が関わる企業サイト運営では画期的で便利な仕組みと言えます。外注を抑え費用低減と迅速で正確な対応を両立できるというわけです。
個人サイト制作の観点でメリットをまとめると
①デザインが自分でできるから外注費用がかからない
②コンテンツ作成に注力できる
③そのままスマホ対応するので多くの人に発信できる
CMSがWordPress一択である理由
では次に、CMS の中でどれを選ぶのかですが、いろいろ調べてみましたがこれはWordPress選択で間違いないでしょう。CMS には無料のもの有料のもの多数ありますが、私はこれから始める入門ブロガーとして3つの観点で検討しました。
①信頼できる
②日本語対応している
③マニュアルが沢山ある
信頼性の面からデータを見ると、W3Techsという海外サイトにCMS 比率とCMSシェアが確認できます。
Historical trends in the usage statistics of content management systems, May 2021
2021年3月のデータでは、全体の63.7パーセントがCMSを使ったウェブサイトで、CMS 使用サイトのうち64.8パーセント(サイト全体の41.3パーセント)を占めています。さらに比率は継続して増えていますので、今後も増えていくと予想されます。これだけで、私は十分信頼できるツールであると確信しました。
なぜWordPress以外を使わないか
勤務先の業務でWordPressのCMSでサイト構築してとても苦労した経験があります。海外販売代理店向けに技術資料など発信するサイトをリニューアルするにあたり、PloneというCMSを使用しました。Ploneはシェア0.1パーセント未満でランキング外のCMSです。
なぜこのマニアックなCMSを使うことになったかというと、フランス、イタリア、ドイツなどの有力な販売店がPloneを使っていて、同じPloneを使うことデータの自動転送ができるという理由でした。ただ、日本語のマニュアルもなければネット上にも情報が皆無で、おまけに日本でアドバイス依頼できる会社はわずか1社でした。結局、イタリアの業者とお互いに得意ではない英語で細かい仕様を詰めることになり、多くの時間コストがかかりました。やはり素直にWordPressにしておきましょう。
WordPressのテーマ選び編はこちら