ジャズを聴き始めたい方に最初の1曲をご紹介する入門ジャズナビゲーター。今回もアラフィフ世代にお勧めのオシャレで落ち着きがある名曲名演をお届けします。
今回からジャズのスタンダード曲の中でも最も有名な曲のひとつである、
Autumn Leaves(枯葉)を3回にわたってご紹介します。
同じ曲、スタンダードナンバーをいろいろなアーティストの感性で表現した名演により何度も感動を味わうことができます。お気に入りの1曲ができたらそれをいろいろなカタチで聴いてみることは、ジャズの大きな楽しみです。
ジャズにおけるスタンダードの魅力はこちらの記事を参照ください。
それでは、
スタンダード中のスタンダードである「枯葉」を、
トランペット、ボーカル、ピアノトリオ で愉しんでみてください。
今回は、マイルスデイビスのクールなトランペットでしびれてみましょう。。
「枯葉」はこのアルバムの1曲目に入っています。独特の出だしのリズム。なんだかそわそわしてきます。そして最初から最後までしびれるほどにクールなトランペット。そしてサックスに変わり音楽が動き出します。
深夜に、ひとり、自分に還る。さまざまな束縛から自分を解放する。
緊張感をともなったトランペットの音が部屋のすみずみまでいきわたる頃、不思議と肩の力が抜けてリラックスした自分が見つかる気がしてきます。
なんだかこんな生活も悪くないな。。
なんか明日からまたがんばれそうだな。。
このアルバムはジャズの入門書や、評論本には必ずといっていいほど紹介されています。私は音楽としてのジャズを楽しむことをモットーにしていますので、あまり歴史的名盤とかそういったことにはこだわりませんが、このアルバムそしてこの「枯葉」の演奏は是非聴いておきたい曲だと思います。
data
「AUTUMN LEAVES」CANNONBALL ADDERLEY
(オータムン リーブス)キャノンボール アダレイ
録音:1958年
収録アルバム:「SOMETHIN’ ELSE」(BLUE NOTE)
●オススメ時間:深夜
●オシャレ度 ★★★★★
●音質 ★★★★
●メジャー度 ★★★★★
●スタンダー度 ★★★★★
ピアノ始めてみませんか?
49歳でピアノを始めて2か月後に予想以上に弾けるようになった経験をもとに、ピアノ準備から楽譜の選び方とつまづきポイント克服のステップをまとめました。