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社労士が10士業中で最も簡単という記事は本当?3項目で検証

「十士業」の中で、社労士試験は「最も簡単」?

週刊ダイヤモンド7月24日号の記事にベテラン社労士のコメントとして、こんなコメントが掲載されました。

「特集 弁護士・司法書士・社労士 序列激変」と題した記事特集で、新たなニーズから今後社労士の出番が増えて社労士の地位が向上するという趣旨から、話の流れから現在の社労士の地位をあえて低く定義する必要があったとは言え、聞き捨てならないコメントですね。

独学メインで社労士試験に向けて休日や睡眠時間を削って身も心も削って2回目のチャレンジで何とか合格した私としてはやすやすと聞き流す訳にはいきません。ということで、

この記事では、本当に社労士は十士業で一番簡単なのかを検証してみたいと思います。

検証方法としては、

①合格率、②標準勉強時間、③平均年収 の3項目について

難易度が客観的に測ることができる3項目として、合格率、勉強時間、年収を挙げました。合格率と勉強時間は資格の難しさそのものですが、年収は、士業の報酬としての付加価値が高い難しい仕事の対価として受け取るものと考えられますので比較項目として入れました。

そもそも十士業とは?

10士業とは、社会保険労務士、土地家屋調査士、中小企業診断士、行政書士、弁理士、公認会計士、不動産鑑定士、弁護士、司法書士、税理士 になります。

この順番は、東京都社会保険労務士会ウェブサイト記事に倣いました。

東京都社会保険労務士会
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では早速、合格率、標準勉強時間、年収の3点で比べてみましょう。

比較の方法は、それぞれの比較項目について1位~10位までそれぞれ10点~1点のポイントとして単純に合計金額で比較してみたいと思います。

①合格率(2022年度)

※参考サイト 各実施団体等ウェブページ

1.弁護士(司法試験予備試験)    3.6%10点
2.司法書士       5.2% 9点
3.社会保険労務士   5.3% 8点
4.弁理士    6.1% 7点
5.公認会計士   7.7% 6点
6.土地家屋調査士   9.6% 5点
7.行政書士   12.1% 4点
8.中小企業診断士   12.1% 3点
9.税理士   19.5% 2点
10.不動産鑑定士   36.3% 1点

やはり司法試験予備試験と司法書士の合格率は低いですね。とはいえ、社労士は5.3%で堂々の3位です。もちろん各士業の試験制度や年度による変化があることが前提ですが。

②合格に必要とされる勉強時間

※参考サイト アガルートアカデミー

 

1.弁護士(司法試験予備試験)       6000時間10点
2.公認会計士       3500時間 9点
3.司法書士   3000時間 8点
3.弁理士    3000時間 8点
5.税理士   2500時間 6点
6.不動産鑑定士   2000時間 5点
7.社会保険労務士   1000時間 4点
7.土地家屋調査士   1000時間 4点
7.中小企業診断士   1000時間 4点
10.行政書士    600時間 1点

勉強時間時間で比較しますと社労士は土地家屋調査士、中小企業診断士と並んで1000時間で7位タイという結果で、それよりも少ないのが行政書士のみということになります。もちろん、こちらも分野の知識の土台の有無や勉強効率にもよりますが。

③年収

※参考サイト 給料BANK、中小企業診断士のみ中小企業診断士協会調査結果参考のコンサル白書

1.弁護士(司法試験予備試験)       1168万円10点
2.公認会計士    880万円 9点
2.税理士880万円 9点
4.司法書士864万円 7点
5.中小企業診断士780万円 6点
6.不動産鑑定士752万円 5点
7.社会保険労務士640万円 4点
7.弁理士640万円 4点
9.土地家屋調査士574万円 2点
10.行政書士531万円 1点

収入は提供する付加価値と相関があるので、士業でビジネスをしている方の平均年収を調べてみました。

この基準は特にビジネスですので幅も大きくて平均値で比較することには限界がありますが、合格に必要とされる勉強時間が最も多い司法試験予備試験を経た弁護士の年収が最も多いことは興味深いですね。

単純には判断出来ませんが、努力は報われることがある意味で実証されています。社労士は奇しくも勉強時間と同じく7位タイです。

総合結果

いよいよ総合結果を見てみましょう。

1.弁護士(司法試験予備試験)            30点
2.司法書士     24点
2.公認会計士 24点
4.弁理士 19点
5.税理士 17点
6.社会保険労務士 16点
7.中小企業診断士 13点
8.不動産鑑定士 11点
8.土地家屋調査士 11点
10.行政書士 6点

総合順位で社労士は6位という結果になりました。並み居る十士業の中で堂々たる順位であると思います。

結論:「十士業」の中で、社労士試験は「最も簡単」は言い過ぎ

ということがわかりました。

とはいえ記事では、社労士の将来性が高いことが示され、表紙にも序列激変(少し大げさですが)と位置づけが変わっていくことが示唆されています。

社会保険労務士の未来は明るい!

社労士業界は雇用調整助成金の申請という追い風を経て、最近の働き方改革などに加えパワハラ対応など有望な分野が広がっているといわれます。

いかがでしたでしょうか?社労士の難易度は十士業ではほぼ真ん中あたりという結果になりましたが、今後の将来性が期待られる有望資格である反面で試験の難易度にも影響が出てくる可能性があると言えそうです。

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