宅建士に独学で合格するための方法が有れば知りたい
でも何から始めてどのように進めたら良いかわからない
実は、難関国家資格である宅地建物取引士(宅建士)を目指すのであれば、闇雲に勉強を始めてしまうと遠回りになってしまいます。
このブログ記事では独学をメインとして宅建士に短期で合格するためにまず考えるべき3つのステップをまとめました。
独学を決意した時の最初の悩み
このブログ記事では合格のためにまず考えるべき3つのステップをブログ記事としてまとめました。
①独学で宅建士に合格するまでのステップがわかります
②合格に必要な1日ごとの勉強時間がわかります
③勉強時間確保の方法がわかります
④独学に効果的な勉強方法がわかります
⑤プラスアルファのスキマ時間活用法がわかります
宅建士に独学メインで合格すると決めたらまず最初にやることは次の3項目です。実はこの3ステップは試験までずっと効いてくる大事なことです。
ひとつずつ解説していきます。
① モチベーション設定と維持
①-❶動機設定
最初にやるべきことは、「なぜ宅建合格を目指すのか」を自分の中で決めること、自分への決意表明とでも言うべきでしょうか。
合格までの受験勉強は決して楽なものではなく茨の道です。途中で何度も挫折しそうになることは最初から心得ておくべきです。
そんな時に、「私はこのために勉強しているんだ」という強い気持ちが大事です。予備校であれば受講料を事前に払い込んでいますし、周りに同じ受験生がいてモチベーション維持できるかもしれません。しかし独学は誰もあなたが挫折してリタイアすることを止めてはくれません。
むしろ個人的なもの以外にないかもしれません。誰かに言われて決心するものではありませんので。
*ブラック企業の社畜から卒業して転職したい、独立したい
*同期や上司を見返したい
*専門家になって昇進したい
ネガティブやコンプレックスからくる決意のほうがより強い決意になるように思います。
①-❷日々のモチベーション化
動機を設定して自分との約束をして意気揚々と勉強を開始しても、日々の忙しい仕事や生活で萎えてきます。繰り返しですが、合格までの受験勉強は決して楽なものではなく茨の道です。
途中で何度も挫折しそうになることは最初から心得ておくべきですが、そんなときに自分で決めた動機を毎日思い出すことでモチベーションを維持します。「私はこのために勉強しているんだ」という強い気持ちを再確認して、合格した自分の姿を思い浮かべニヤニヤする瞬間です。
予備校であれば受講料を事前に払い込んでいますし、周りに同士でありライバルの受験生がいてモチベーション維持できるかもしれません。しかしながら、独学は誰も挫折してリタイアすることを止めてはくれません。
①-❸見えるところにおく
そんなときは自分が決めた動機を目でみて思い返すことが大事です。そのために、設定した動機は見たい時に見ることが出来るよう紙に書いて引き出しに入れておくか携帯電話のメモなどに保管しておきましょう。きっとお守りのように心の糧になるはずです。
いかがでしたでしょうか。宅建士独学合格のためのモチベーション設定と維持の大切さをご理解して頂けたでしょうか。
②スケジュール設定
宅建士独学合格を決意して自分への決意表明をしたら、次にやることは
「合格までのスケジュールを立てる」こと、です。
自分と対話し自分自身で決めることで自分との約束になります。
スケジュールを立てている暇があったら勉強したほうがよい、そんなの時間の無駄、と思うあなたも最後まで読んでください。今日から合格までの道のりが再確認できます。
スケジュール設定のステップ
❶ 受験日から逆算して勉強時間を1日単位まで落とし込む
❷ スケジュールをやり切れるか検証する
❸ 手帳に記載する
②-❶受験日から逆算して勉強時間を1日単位まで落とし込む
まず受験日を決め、勉強開始日を決めます。
具体的な時間配分の方法ですが、宅建の独学合格勉強時間を400時間とすると、半年で一発合格を目指す場合は、
必要勉強時間 400時間、試験まで26週間
⇒ 週16時間、曜日ごとに月-金は 2時間、土日は 3時間 など設定します。
実際に計画通りに勉強時間を積み重ねることが出来るかというと、なかなか思い通りにはいかないものです。その場合に大事なことは、出来なかったらその分を別の時間でカバーするように心がけることです。
実際の勉強時間は当初計画した勉強時間を上回るようになるのが理想
上記の計算で、平日と休日で一日あたりの勉強時間を設定しましたが、日々の多忙な生活に流されてなし崩し的に勉強時間が減っていくようでは合格は遠ざかります。出来なかった分は外出などのスケジュールを変更したり、有給休暇を取得するなどして挽回するべきです。
つまり、計画した勉強時間は確実に勉強して、必要に応じて勉強時間を増やすことで、実際の勉強時間は当初の計画を上回るという結果になると思います。
初学者の合格平均勉強時間は400時間を超える?
宅建試験のスクール等が合格者へのアンケートなどから平均勉強時間は200〜500時間と言われていますが、すでに持っている知識や経験などで大きく差が出ると言われます。また、ネット上では予備校やオンライン講座をフル活用した場合に最短で100時間などまことしやかに語られる記載もあり、近道が存在するように思えてしまいます。
しかしながら、一方で合格までの受験回数について、諸説ありますが1回目が多く4割ぐらいで平均として2回と言われています。
平均勉強時間と言われるものは合格した年の勉強時間である場合が多いためトータルの時間数はそれを上回ると考えた方が良いと思います。また知識がない初学者であればさらに増えるものと思われます。
近道を探すより先ずは勉強時間を確保する
いづれにしても、他士業に比べると勉強時間は多くないので、近道を探している暇があれば勉強を進めたほうが良いことになります。
②-❷スケジュールをやり切れるか検証する
宅建士試験までのスケジュールを決めたら、やり切れるか検証することが大事です。
何かを始めるということは何かを止めることです
日常生活のなかで宅建の受験勉強の優先順位を上げて時間を割くことができるかを自問して時間捻出方法を考えます。勉強の効率化はもちろん重要ですが、先ずは時間の確保が大事です。平日と休日のバランスも大事ですし、家族との相談も必要かもしれません。
自分が立てたスケジュール通りにできないほど歯がゆいことはありません。一日あたりの勉強時間の少なくとも半分はまとまった時間を充てて、残りは隙間時間の積み重ねという形が良いと思いますが、ご自身の事情と勉強スタイルで自分だけのやり方を見出すのが理想です。
②-❸手帳に記載する
スケジュールを決めたら手帳に記載しておいてください。自分自身で決めたスケジュールです。きちんと守るために手帳など毎日見えるところに記載して確認をしましょう。
いかがでしたでしょうか。宅建士独学合格のために自分自身でスケジュールを設定することの大切さをご理解頂けたでしょうか。
③勉強時間の確保
勉強の効率化や勉強の方法はもちろん重要ですが、先ずは生活の中に勉強時間をつくることが大事です。自分自身で立てたスケジュールに沿って、平日と休日に一日ごとに決めた時間を確保するステップはつぎの3つです。
勉強時間確保のステップ
❶ まとまった勉強時間を捻出する
❷ すきま時間を活用する
❸ 早起きして勉強する
③-❶まとまった時間を確保する
日常生活のなかで宅建士受験勉強の優先順位を上げて時間を割くことができるか自問して、まずはある程度まとまった時間の捻出方法を考えます。
スケジュールで設定した一日の勉強時間の最低限半分はしっかりと集中して勉強できる時間を確保しましょう。効率的な勉強方法やツールを活用することはもちろん大事ですが、その前提としてしっかりと勉強時間を確保することが大事です。
勉強時間を捻出する選択肢は人それぞれ
スタバやマックが集中できるという方もいるかもしれません。以前、職場に40代で司法試験に合格した方がいましたが、出勤前に毎朝マックで勉強していたそうです。いろいろな選択肢から勉強時間を抽出する方法を見つけてください。
③-❷すきま時間を活用する
実はすきま時間の活用が時間の確保と知識の定着に効果的と考えています。隙間時間を併用学習時間として活用し、知識の隙間を埋めていくこと、肉付けして膨らましていくことでより強靭な学習効果を得ることができるはずです。
◉ スキマ時間を作るためのヒント
限られた時間から少しでも隙間時間を作り出すのは並大抵のことではありません。こちらに隙間時間を捻出するためのキーワードを示します。
*暇をつぶさない
*隙間時間をつくる
*欲張らないマインドセット
詳しくは、
この後の⑤プラスアルファの隙間時間活用を参照ください。
現在はスマホでスキマ時間に苦手部分を映像学習や問題演習できる専用ツールがあり、このようなツールをいかに効果的に利用するかが重要です。
隙間時間活用ツールの有効利用がカギ
多くのオンライン講座がスキマ時間活用に特化したツールを提供していますが、スキマ時間活用ツールを選ぶ際は、
*スマホでいつでもどこでも学習ができる
*コンテンツがしっかりしている
*負担の小さいリーズナブルな価格
という3点を考慮してください。
③-❸ 早起きして勉強する
ステップ❶とステップ❷で必要な勉強時間が捻出できない方は意外と多いと思います。慣れた生活スタイルはなかなか変えられないもの。家族がいるとなおさらですね。
そのような方にお勧めしたいのが、早起きして時間を確保することです。早起き抵抗がある方も多いかもしれませんが、慣れると集中できてよいです。朝活ですね。この場合、午後にどうしても眠くなって困るという場合は、替わりに昼休みなどに仮眠を入れるのもよいですね。
いかがでしたでしょうか。生活スタイルは様々ですが、あらかじめ自分に合った勉強時間確保をしておくことが大切です。また、すきま時間を活用するためのツール併用も検討したいところです。
④ハイブリッドな勉強法確立
次はいよいよハイブリッドな勉強方法の組み立てです。
自分だけの勉強方法を確立する
完全サポートの受験予備校であればスクールで準備しているカリキュラムに沿って計画的に進めていくことも可能ですが、独学メインであれば自分で勉強計画を組み立てる必要があります。
また、途中で勉強方法が合っていないとか苦痛で仕方がないとか気付いた場合は臨機応変にバランス調整をしていくためにも自分専用の組み合わせが必要になります。
自分自身でつくるハイブリッドな勉強計画で、バランスは人それぞれですが組み込んでおきたい5項目は次のとおりです。これらを組み合わせて自分の勉強方法を確立してください。途中でバランス調整して大丈夫です。
【勉強方法に取り組みたい5項目】
❶ 勉強範囲の全体像把握のための入門講座
❷ 日常メインテキストとしての過去問題集
❸ 都度確認用と知識の肉付けのための参考書
❹ 直前の仕上げとして直前対策
❺ 情報収集のための媒体活用
④-❶勉強範囲の全体像把握のための入門講座
宅建士試験勉強スタートにあたり、まず宅建士試験の全体像を把握する必要があります。学ぶべき法規はいくつあるのか、問題の形式はどのような形態か。試験範囲が広いことが特徴の宅建士試験ですから、全体概要を知るために3カ月程度を目安に通信講座かオンライン講座の入門講座受講をおすすめします。
最初にゴールとスコープ範囲を明らかにすることが大事です
④-❷日常メインテキストとしての過去問題集
日常の学習の基本はアウトプットです。最終的に到達しなくてはいけない点、つまり過去問を早い段階から学習することが大事です。そのため日常のメインテキストは過去問題集とし、勉強はほぼ過去問をひたすら解くことに専念するのがよいでしょう。出来た問題に〇、出来なかった問題に×、正解でも疑問が残るものは△とします。
当然ながら、5週目ぐらいでは全て×、10週目ぐらいで〇がいくつかという感じになると思います。間違えたら×をつけて参考書を都度確認してまた問題に戻るの繰り返しのため進む速度も遅く実力に繋がっているのか実感できない状況が続きますが、ここは自分を信じてひたすら進むしかありません。
定番の分厚い問題集を一冊決めたら、1日毎のスケジュール目安を設定して、迷わず完璧になるまで繰り返し繰り返し進めていきましょう。
スマホでスキマ時間に過去問答練という選択肢も
分厚い過去問とペンを常に持ち歩くかわりに、最近はもっとスマートな過去問演習方法があります。それが、社労士過去問アプリです。無料のものから有料のもの、オンライン講座にセットになっているものまで色々です。まずは無料お試しで自分に合いそうかどうか確認してから始めましょう。
④-❸ 都度確認用と知識の肉付けのための参考書
❷の過去問をひたすら解くことと二人三脚です。過去問を解いて、間違えたり定着していと感じたら参考書を確認することの繰り返しです。
間違えたら都度参考書で確認して知識の肉付けをしていく
教科書的に参考書を1ページずつ学ぶのではなく、問題を解く中で紐づけて解釈していくことが大事と思います。知識の隙間を埋めていくこと、肉付けして膨らましていくことが目的です。ですから、解けなかった問題に直接関連する部分を含めて前後の1項目ずつ確認すると知識の幅を膨らますことができます。
④-❹直前の仕上げとして直前対策
独学メインで勉強と言っても全く予備校を利用しない手はありません。普段は仕事が忙しかったり近くに予備校がないなど通学を考えたことがない方でも、短期集中の直前講座はお勧めできます。
ライバルであり同志がたくさんいることを改めて知りやる気が出ると思います。横断整理を中心に苦手分野など検討してみてはいかがでしょうか?
通学でもオンラインでも直前対策はおすすめ
独学基本でも必要に応じて予備校の講習やオンライン講座の直前対策講座や単元ごとの集中講座を併用してハイブリッドな学習をお勧めします。部分的な併用であれば価格のハードルも低いのでおすすめです。
④-❺情報収集のための媒体活用
独学の不安要素の一つに情報収集があります。法改正や運用変更などがあればタイムリーに知りたいものです。現在は便利な世の中になりましたので無料でも有益な情報をタイムリーに提供するブログやYOUTUBEなど有効に活用しましょう。
いかがでしたでしょうか。合格までの勉強方法は十人十色で自分に合った方法を組み合わせてハイブリッドな勉強方法を独自に組み立てていくことが大切です。これらの要素を参考に自分だけの勉強方法を組み立てて頂ければと思います。
⑤プラスアルファの隙間時間活用
限界までやった、これ以上はもう無理!と思ったところからどれだけ前に進めるか。これによりライバルと同じレベルからひとつ上の段に出ることが出来ます。
効率アップや要領のよい方法はもちろん大事ですが、まずは時間確保が大切です。生活の中で時間は限られているのであればつくり出すしかないですね。方法は次の5ステップです。
隙間時間活用のための5ステップ
❶ あらためて隙間時間とは
❷ 暇をつぶさない
❸ 隙間時間をつくる
❹ 欲張らないマインドセット
❺ コンテンツとツール
⑤-❶あらためて隙間時間とは
言葉の意味を知ることは理解を深めるための第一歩です。
辞書では、
*予定と予定との間に生じた短時間の暇
*ちょっとした物事に取り組めるわずかな余裕
*移動時間や待ち時間
などを示すことが多いとのことです。
予定と予定との間、すなわち一つのことが終わった都度、始める前の少しの間と解釈ができます。
⑤-❷暇をつぶさない
暇つぶしという言葉がありますが、暇をつぶさないことが大事です。つまりちょっとした空き時間を探して掻き集めることです。
社会人の方なら
通勤中に、電車やバスの待ち時間や歩いているときも活用できます
車通勤の方なら、車の暖気時間なども活用できそうです
昼休みのひととき、ランチを待つ時間
会議で偉い人が前の会議が長引いているときの待ち時間もありますね
もっと考えれば、出かける前の5分間、風呂上りの5分間、テレビCMの2分間
これもなんとか使いたいものです。
⑤-❸隙間時間をつくる
空き時間を掻き集めたら、こんどは時間を作ってみましょう。これはそんなに簡単ではないと思います。惰性でなんとなくやっていることがあれば時間を短くしたり思い切って止めてみたりしましょう。
新しいことをするということは、何かをしないということです。
それでも時間の捻出が難しい、または足りないときは、
朝30分早く起きる または、夜30分遅く寝る ですね。
朝活などと言われるように朝は集中力が増してよいものです。私はいつもこれをを選びます。
⑤-❹欲張らないマインドセット
なんとか時間を捻出したら、その細切れ時間になにをするかです。まず大事なことは、1回でたくさんやろうと思わないことです。何度やっても覚えられない用語の定着、間違えた問題の解きなおしなど、あらかじめやることを準備しておきます。
知識の隙間を埋めていくことと、既にある知識の骨格に肉付けして膨らましていくという学習を意識しましょう。
少しずつ進むことを繰り返すと、1日でも結構進んでいて、気が付いたらとんでもないところまで来ていた、という体験をあなたもすることになります。
⑤-❺コンテンツとツール
やるべきことを準備しておくと⑤-❹で記載しましたが、記憶の掘り起こしや忘れないための忘備録として携帯電話のメモ機能やメールの下書き機能などを利用してすぐ開けるところに保存しておきます。
時は金なりの文字通り、隙間時間の活用を効果的に進めるためのにはリーズナブルで良質な有料ツールを使うこともおすすめします。せっかく捻出した貴重な隙間時間にYOUTUBEや無料コンテンツを開くと、無料のための広告などに時間を費やすことがありますが、これは本末転倒です。
最近は宅建受験ツールとして、隙間時間活用のためのツールが準備されています。隙間時間だからこそ少しお金を負担して凝縮された情報を使うのがよいと考えています。少額でも費用負担していることで自分の本気度と集中力がアップするという効果も期待できますね。
いかがでしたでしょうか。宅建合格のためには、多忙な日常の中でいかに隙間時間を積み重ねていくかが時間確保のために重要です。時間を確保しツールを併用することで時間とコストの投資に対する効果の最大化を図りましょう。
宅建士試験に独学中心に合格を目指すために、不安を乗り越えてスタートすることが出来ましたでしょうか?とても重要な事項ですので腑に落ちるまでじっくりと読んで理解してくださいね。
このブログで理解できること
①独学で宅建士に合格するまでのステップ
②合格に必要な1日ごとの勉強時間
③勉強時間確保の方法
④独学に効果的な勉強方法
⑤プラスアルファのスキマ時間活用法
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