ジャズを聴き始めたい方に最初の1曲をご紹介する入門ジャズナビゲーター。今回もアラフィフ世代にお勧めのオシャレで落ち着きがある名曲名演をお届けします。
今回は、白人ジャズボーカリストとして有名なヘレンメリルの1曲をご紹介いたします。
「What’s New」は「最近どう?」って感じでしょうか?
十数年ぶりに友達の結婚式で昔の恋人に会って、おもわずあのころのことがフラッシュバックしたというシチュエーションでしょうか?「ぜんぜん変わってないね~。」と言いつつ、最近はどうしてるんだろう?と思いをはせる感じですかね。
このアルバムは、ヘレンメリルのファーストアルバムで彼女が二十歳の時に録音されたもので、ヘレンメリルの最も有名なアルバムです。
このアルバムで、最も有名なのは2曲目に入っている
「You’d Be So Nice To Come Home To」
で、ヘレンメリルの代表曲となっています。でも今回ご紹介している「What’s New」をはじめ、「Yesterdays」や「Don’t Explain」など、スタンダードナンバーを最高の熱唱で収録しているまさに買いの1枚です。ジャズを聴き始めるのに最高の1枚といえます。
何かを予感させるような出だしのピアノ
そして「ワッツニュー」とハスキーボイスでぞくっとさせます。そして3回目の「ワッツニュー」からオクターブが変わり高音になり一気に引き込まれます。
けだるい午後のひと時にぴったりの1曲です。
data
「what’s new」HELEN MERRILL
(ワッツ ニュー)へレンメリル
録音:1954年12月22日
収録アルバム:「HELEN MERRILL」(mercury)
●オススメ時間 午後
→まったりとした白人ボーカルの世界を味わってください
●オシャレ度 ★★★★
●音質 ★★★
→54年の録音としてはよいと思います。モノラルですが。
ちなみに私のレコードはこの曲のところだけブチブチします。
前の人がかなり聞き込んだのでしょうかね。
●メジャー度 ★★★★★
●スタンダー度★★★★
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