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入門ジャズナビ⑯BESAME MUCHO(ベサメ・ムーチョ)②~ラテンナンバーのススメ~

ジャズを聴き始めたい方に最初の1曲をご紹介する入門ジャズナビゲーター。今回もアラフィフ世代にお勧めのオシャレで落ち着きがある名曲名演をお届けします。

今回の入門ジャズナビゲーターは、前回に引き続き有名なラテンポップの名曲スタンダード

BESAME MUCHO(ベサメ・ムーチョ)の第2弾です。

この曲はジャズでも多くのアーティストが演奏しており名演も多くあります。前回はゴキゲンで甘くて切ないピアノトリオの名演でした。

今日はアンニュイな雰囲気が漂う女性ボーカリスト
DIANA KRALL(ダイアナ クラール) の名演です。

同じ曲でもこんなに違うのかと実感できます。これもジャズの醍醐味ですね♪

ダイアナ クラールは、カナダ出身の白人のボーカリスト


けだるくて艶っぽい雰囲気は最高です。また、女性ボーカルの巨匠カーメン・マクレイを敬愛するだけあり、骨太な一面も聴くことができます。

哀愁に満ちたこの曲を、けだるく、そしてセクシーに歌います。激しい情熱を静かに理性に包んだように言葉を綴ります。ところどころで聞ける息づかいが、吐息のようです。

この雰囲気は夜にはもちろん似合いますが、あえて昼下がりのひと時に聴きたい曲です。午後のひと時にBESAME MUCHO!とは少々危険な香りもありますが。。

アルバム全体として、バラードをメインにボサノバ風の曲を配しており、とても聴きやすく心にしみる一枚となっています。曲はスタンダードが盛りだくさんです。

人気絶頂の女性ボーカリストのこの名演を最初の1曲にしてみてはいかがでしょうか。あなたの一生の宝物になるかもしれませんよ。

data
「BESAME MUCHO」(DIANA KRALL)
(ベサメ ムーチョ)ダイアナ クラール
収録アルバム:「THE LOOK OF LOVE」(Verve)

●オススメ時間:午後
●オシャレ度:★★★★★
●音質:★★★★★
●メジャー度:★★★★
●スタンダー度:★★★★★

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