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入門ジャズナビ⑭AUTUMN LEAVES(オータムン リーブス:枯葉)③~スタンダードのススメ~

ジャズを聴き始めたい方に最初の1曲をご紹介する入門ジャズナビゲーター。今回もアラフィフ世代にお勧めのオシャレで落ち着きがある名曲名演をお届けします。

スタンダードナンバーAutumn Leaves:枯葉特集の3回目

一家に一枚のこのアルバムからの一曲をご紹介いたします。

ジャズに限ったことではありませんが、音楽には固体→液体→気体の流れがあると思います。

固体の段階は、
あるアーティストが作った曲を受け取るという段階です。この曲いいな♪とかこの人かっこいいな★と感じるのがその段階になると思います。

そして、次の段階は液体です。
固体→液体への移行は瞬間的であることもあるしじっくり時間をかけての移行であることもあると思います。この段階は、音楽との融合といえるかもしれません。音楽と溶け合う段階です。自らの内面に音楽を一度吸収し、自らの中にその音楽を持った状態で聴くことにより、自らの感性とその音楽とが絡まりある状況です。感覚としては、その音楽を聴くことにより、音楽と一体となる感じになるかもしれません。

気体の段階は♪
音楽と自分が融合したのち、音楽が自分にインストールされた状態です。既に、耳から聴くことなくしても、自分の中にその音楽が存在していることになります。この状態では、音楽に自らが包まれています。存在を意識しなくなるわけですね。

音楽以外にも言えるかもしれませんね。
たとえば、恋愛についても♪
好感(=恋)~固体~→恋愛(=感情)~液体~→愛(=存在)~気体~
と言えませんか?

ちょっと話がそれてしまいました。

今回ご紹介する一曲は、ビル・エバンスのピアノトリオの名演です。

ジャズと融合するには最適の一枚ではないでしょうか?
様々なレビューで様々な意見がありますが、それと比較して自分としてどう感じるかを考えるのも、
最初の一曲としてはよいのではないでしょうか?
少なくとも、数十回は聴きたくなるアルバムですから。

data
「AUTUMN LEAVES」(BILL EVANCE TRIO」
(オータムン リーブス)ビル エバンス トリオ
録音:1959年12月28日
収録アルバム:「PORTRAIT IN JAZZ」(RIVERSIDE)

●オススメ時間:夜
●オシャレ度:★★★★
●音質:★★★★
●メジャー度:★★★★★
●スタンダ-度:★★★★★

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